
板橋・大山
加減運動指導(トレーニングジム)トレーニングジム 加減きつさは、こちらでは測れません。
一から十のうち、狙うのは 5〜6
Photo: R. Henrik Nilsson / Wikimedia Commons(CC BY 4.0)
写真はスウェーデン・ヨーテボリの実在するフィットネスクラブの売場で、加減の部屋ではありません。器具に読めるメーカー名も、壁の文字も、この店のものではありません。この広さも台数もなく、正面に写っている壁一面の鏡は、この店には置いていません(鏡は幅90cmが一枚だけです)。そして写っているのは機械だけで、人が一人もいません ── このページの軸は人の中にしか無い数なので、この一枚はそれについて何も言っていません。人が写っていても同じです。その一本がその人の四だったのか九だったのかは、外からは見えません。
大山駅から三分、商店街を抜けた二階です。三十八平米、同時に入るのは六人まで。重さも回数もこちらで決めますが、それがあなたにとってどれくらいきつかったかだけは、どうやっても外から測れません。だからここでは毎回それを声に出してもらって、次の重さをその数で決めます。目盛りは一から十、狙うのは五か六。音楽を流していないのは、会話が聞こえないと目盛りが読めないからです。
加減
重さも回数もこちらで決めます。決められないのは、それがあなたにとって どれくらいきつかったか、です。脈を測っても、フォームを見ても、外からは 分かりません。だから毎回訊いて、次の重さをその数で決めます。
いま終えた一本は、どれくらいきつかったですか。
息と会話を目印にしてください ── 狙うのは 5〜6 です。
痛みは目盛りの外にあります。十の上でも、十一でもありません。だから列から離してあります。
左で一つ選んでください。
返ってくるのは、次の一本をどうするかだけです。点数も、達成率も、 今日の合計も出しません ── この店には、それを出せる数がありません。
この数は、こちらが測ったものではありません。あなたが言った数を、そのまま書き取っているだけです。だから当店には、それを確かめる方法がありません ── 見栄を張られても分かりませんし、我慢されていても分かりません。それでもこの数でやっているのは、外から測れるどの数字(重さ・回数・脈)よりも、これが「あと一本やれるかどうか」をよく当てるからです。
| 目盛 | 息と会話 | 感じ |
|---|---|---|
| 1 | 歌える | 座っているのと変わらない |
| 2 | 歌える | 動かしているだけ |
| 3 | 文章で話せる | 体は温まったが、まだ余っている |
| 4 | 文章で話せる | 効いている気はする |
| 5 | 短い文なら話せる | あと四、五回はできる |
| 6 | 短い文なら話せる | あと三、四回はできる |
| 7 | 単語なら出る | あと二回できるかどうか |
| 8 | 単語なら出る | あと一回できるかどうか |
| 9 | 息だけ | もう一回はできない |
| 10 | 声が出ない | 最後の一回が上がりきらなかった |
| 痛い | 息とは関係がありません。目盛りには載りません。 | |
この目盛りは、修正ボルグスケール(CR10)という運動強度のものさしを、店の言葉に置き換えたものです。世界中のジムと病院のリハビリで使われているものですが、当店が使っているのは検査ではありません。血圧計や心電図のように機械が出す数ではなく、あなたが答える数です。
隣の人の五と、あなたの五は、同じ重さではありません。同じあなたでも、寝不足の日とそうでない日では違います。比べられる数ではないので、比べないでください。この店が体験談を載せていないのは、それが理由です(下の「できないこと」)。
痛みはこの目盛りに載りません。十の上でもありません。きつさと痛みは別のものなので、痛いと感じたらその場でやめてください ── 番号を探さないでください。
毎回の重さ・回数と、あなたが言った数は、紙のカードに書いて店で預かります。アプリはありません。退会のときにお渡しします。
やること
三つです。増やしません。週に二回、一回四十五分で、この三つを続けられた方がいちばん長く通っています。器具の数を売りにすると、使わない器具の前を毎回通ることになります。
立ち上がる
スクワット、または脚を押す機械
椅子から、床から、電車の座席から立ち上がるための一本です。三つのうち、いちばん先に効かなくなるのがここです。
- 頻度
- 週に2回
- 回数
- 8〜12回を3セット
- 終わり
- 最後の1セットが 5〜6 で終わる重さにします。
押す
ベンチプレス、または胸を押す機械
重い扉を押す、荷物を棚に上げる、倒れかけたときに手で支える ── その一本です。
- 頻度
- 週に2回
- 回数
- 8〜12回を3セット
- 終わり
- 最後の1セットが 5〜6 で終わる重さにします。
引く
ラットプルダウン、または座って引く機械
鞄を持ち上げる、手すりを掴んで体を引き寄せる。押すほうだけやると肩が前に出るので、必ず同じ回数だけ引きます。
- 頻度
- 週に2回
- 回数
- 10〜15回を3セット
- 終わり
- 最後の1セットが 5〜6 で終わる重さにします。
有酸素運動はここではやりません。自転車が二台ありますが、体を温めるためのものです。歩くのは外のほうが気持ちがよく、無料です ── 商店街を端まで往復すると約1.2kmあります。
同じ種目は中一日以上あけます。週二回で足りるので、毎日来る必要はありません。来られない週があっても重さは戻しません(二週間あいたときだけ、一段下げて再開します)。
料金
指導なし
セルフ
¥6,600
/月
自分でやる。初回の組み立て(60分)は入会時に一度だけ付きます。
指導 月2回
月2
¥11,000
/月
月に2回、45分の指導つき。残りの日はセルフで使えます。
指導 月4回
月4
¥17,600
/月
月に4回、45分の指導つき。週に1回のつもりの方はこちらです。
指導 5回ぶん
5回券
¥27,500
/5回
月額なし。有効期限もありません。1回あたり ¥5,500 です(都度は ¥6,600)。
- 表示はすべて税込です。
- 入会金 ¥5,500(初回のみ)。事務手数料・更新料・年会費はありません。
- 見学は無料、体験は ¥1,100 で一度だけ受けられます(入会された場合は入会金から引きます)。
- 休会は月 ¥1,100、最長6か月まで。
- 契約期間の縛りはありません。最低◯か月、という決まりを置いていません。
- プロテインもサプリメントも売っていません。水道水は無料です。
やめかた
ジムをやめる話は、入るときには誰も訊きません。訊かれないので、 たいてい書いてありません。先に全部出しておきます ── 円まで確定します。
やめるときに、いくら払っていくら戻るか。先に出しておきます。
いまのご契約
申し出る日
締めは毎月20日です。受付でも、メール一本でも構いません。
月額プランをやめるとき
- これから払う額
- ¥0
- 戻る額
- ¥0
当月末で終わりです。翌月分は発生しません。日割りはないので、その月の分は満額のままです ── 戻りはありません。
引き止めません。理由も訊きません。退会の紙は受付に置いてあります。
上の規則には、法律の裏づけがありません
学習塾、語学教室、パソコン教室、家庭教師、エステティック、美容医療、結婚相手紹介サービス ── この七つは特定商取引法の「特定継続的役務」で、期間と金額が一定を超える契約には、概要書面と契約書面の交付、8日間のクーリング・オフ、いつでも使える中途解約権、そして解約のときに事業者が取れる額の上限が、法律で決まっています。
フィットネスクラブは、この七つに入っていません。契約の売られ方はほとんど同じなのに、クーリング・オフも中途解約権も、この契約には掛かりません。ですから上に並べた規則は、当店が自分で決めた店の規則です ── お客さまの権利ではありません。
権利でないものを規則と呼ぶ以上、変え方のほうを書いておきます。変更するときは1か月前に、店頭の掲示と、契約書と同じ文面でお渡ししている紙の両方で告知します。ご契約のときにお渡しする紙と、このページに書いてあることは同じ文言です。
- いつまでに言えばいいですか
- 毎月20日までに受付で仰るか、メールを一本ください。当月末で終わり、翌月分は発生しません。21日以降になると、翌月分をいただいて翌月末で終わりになります。
- 日割りはありますか
- ありません。月の途中でやめても、その月の分は満額です。これは法律の定めではなく当店の規則なので、そう書いておきます。
- 回数券の残りは戻りますか
- 戻ります。使った回数を都度の値段(¥6,600)で精算して、残りを全額お返しします。手数料は引きません。5回券が ¥27,500 なので、2回使っていれば ¥14,300 が戻ります。
- 引き止められますか
- 引き止めません。理由も訊きません。退会の紙は受付に置いてあり、こちらに出さずそのまま持ち帰れます。預かっているカードはその場でお返しします。
- また来られますか
- 来られます。入会金はもう一度いただきます。重さは前回の記録から二段下げて再開します。
できないこと
できないことを先に。一つめと二つめは、この店がどういう店なのかを 決めている線です。
痛みを診ることも、治すこともしません
診断は医師法第17条で医師だけの仕事です。はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧(あはき法)も、柔道整復(柔整法)も国家資格で、当店の指導者はどれも持っていません。ですから施術台を置いていません ── 揉みほぐしも、矯正も、電気も、テーピングもしません。痛いところは整形外科か接骨院へ。そのうえで動かしてよい範囲が分かれば、その中で組み直します。
大浴場もサウナもありません
シャワーが一つだけです。浴槽やサウナを設けると、公衆浴場法の許可(保健所)が要ります。取っていないので、作りません。
体重も体脂肪率も、目標にしません
体重計は置いてありますし、測りたい方には測ります。ただ、こちらから「何kgにしましょう」とは言いません。痩せます・引き締まります・◯kg落ちます、といった書き方もしません(健康増進法と景品表示法にふれます)。この店が約束できるのは、同じ重さが前より楽に上がることまでです。
ビフォーアフターの写真は載せません
撮りません。載せません。一人の体の変化を並べて見せると、それが誰にでも起きるように読めます。
体験談(お客さまの声)も載せません
ここだけは法律の話ではありません ── この店は医療機関ではないので、医療広告ガイドラインは掛かりません。理由は目盛りのほうです。体験談は、ある一人の加減を、読んでいる人の加減として差し出すものです。この店はその二つが同じでないことを前提に作られているので、載せられません。代わりに、受付で実際に訊かれることを下にそのまま置いてあります。
食事の指導はしません
管理栄養士がいないためです。プロテインもサプリメントも置いていません。
24時間ではありません
人のいない時間を作っていません。無人の時間に起きたことには、誰も気づけないからです。
部屋
- 広さ
- 38㎡、建物の2階(エレベーターはありません)
- 人数
- 同時に6人まで。予約の枠がそれ以上は埋まりません。
- 鏡
- 鏡は幅90cmが一枚だけ。フォームを見るためのもので、壁一面には張っていません。
- 音
- 音楽は流していません。会話が聞こえないと目盛りが読めないからです。テレビもありません。
- 窓
- 道路に面した窓は摺りガラスです。外から中は見えません。
AED
受付の壁に設置しています(2026年4月設置)。指導者2名とも板橋消防署の普通救命講習を受けています(直近は2026年5月、3年ごとに受け直します)。
器具
- ラック 1台(バーベル 20kg・プレート 合計160kg)
- ダンベル 2kg〜20kg(2kg刻み)
- 脚を押す機械 1台/胸を押す機械 1台/座って引く機械 1台
- 自転車 2台(体を温めるためのもの)
- ストレッチ用のマット 4枚
そのほか
- 更衣室 2(鍵つき・男女別)
- シャワー 1(タオルは持参、レンタル ¥220)
- ロッカー 12(月額プランの方は一つお使いいただけます)
- 自動販売機 なし/水道水は無料
人
堀 慎一
ほり しんいち/代表
大手のフィットネスクラブに11年(うち6年は店舗の責任者)。2024年にここを開けました。
- NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)
- 健康運動指導士
前の店で、入会された方の半分が三か月でいなくなるのを十年見ていました。きつすぎたか、何をやればいいか分からなかったかの、どちらかです。だから目盛りを先に渡すことにしました。
西野 かおり
にしの かおり/指導
市の健康づくり事業で6年、運動教室の講師。週4日(火・木・金・土)います。
- 健康運動指導士
- NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)
六十代の方を長く見てきました。五か六で止めておくと、次の週も来られます。七まで出した週の次の週に来ない方を、たくさん見ています。
上に書いた資格は、どちらも国家資格ではありません。NSCA-CPT は米国の民間団体(全米ストレングス&コンディショニング協会)の認定、健康運動指導士は公益財団法人 健康・体力づくり事業財団の認定です。医師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師のような、法律で業務が定められた資格ではありません。この店で痛みを診ないのは、そのためです。
写真はありません。実在する方の顔を、架空の指導者の名前と経歴に貼らないためです。顔の代わりに、十の目盛りのうち五と六だけを濃くした印を置いています。
よくある相談
体験談は載せていません(五の五つめ)。代わりに、受付で実際に訊かれる ことをそのまま置いています。
- 運動をしたことがありません。何から訊けばいいですか
- 何も訊かなくて大丈夫です。初回の60分で、椅子から立つ・押す・引くの三つを、いちばん軽い重さから一回ずつやってもらいます。そのとき言ってもらう数が、最初の記録になります。
- 健診で運動を勧められました。行っていいでしょうか
- 勧められた、であれば大丈夫です。止められている場合はお断りしています ── 心臓・血圧・整形外科のことで医師から制限が出ている方は、診療情報提供書をお持ちください。その範囲の中で組みます。
- きつさの数を、正直に言わないとまずいですか
- まずくはありません。確かめる方法がないので、こちらには分かりません。ただ、低めに言うと次回の重さが上がり、高めに言うと下がります。数はあなたの次の一本に返ってくるだけで、評価には一切使いません。
- 毎回の目標を決めてもらえますか
- 重さと回数は決めます。体重や見た目の目標は決めません(「できないこと」の三つめ)。
- 続かなかったらどうすればいいですか
- 20日までに一言ください。それだけです。休会という手もあります(月 ¥1,100、最長6か月)。やめた方がまた来られることも、よくあります。
- 人に見られたくありません
- 同時に6人までで、窓は摺りガラスです。いちばん空いているのは平日の14時から16時で、その時間はたいてい1人か2人です。残りの枠は電話でお答えします。
- 子どもは入れますか
- 中学生以下はお預かりできません。高校生は保護者の同意書があれば入れます。
きまり
- 完全予約制です。当日でも空いていれば取れます。
- 室内用の靴に履き替えてください(貸し出しはありません)。
- 初回は60分、二回目からは45分です。
- 予約の取り消しは前日までにお願いします。当日の取り消しは、月額プランでは1回分、回数券では0.5回分をいただきます。
- 医師から運動を止められている方はお断りしています。制限がある方は診療情報提供書をお持ちください。
- 見学は予約なしでどうぞ。二階まで上がって、扉を開けてください。
見学
見学は予約なしで、いつでも。体験(60分・¥1,100)は電話かメールでお申し込みください。入会された場合は入会金から引きます。体験は一度だけです ── 何度も試して決めるものではないと思っているからです。
- 月・火・木・金
- 10:00 – 22:00
- 土
- 10:00 – 19:00
- 日
- 10:00 – 17:00
- 水
- 定休
痛みがあってお探しの方へ。この店では痛みを診ることも、取ることも できません。先に整形外科か接骨院へ行ってください ── そのうえで動かしてよい範囲が分かれば、その中で組みます。